大学受験サロン

このブログでは主に大学受験に関する情報や志望校合格のための勉強のコツなどを書いていきます!自学スタイルだった僕なりの参考書の使い方やスケジュール管理なども書いていきます。

【英単語】おすすめの英単語 参考書8選! 京大生が詳しく解説!!

 今回は英単語の参考書の比較をしました。受験の中でも大切な科目ですから、単語帳選びは重要ですよね。自分にあった参考書を見つけて、効率よく暗記してしまいましょう!!

 

英単語を学ぶことの重要性とは!?

冒頭から英単語は大事だと言っていますが、僕はこれ以降も口を酸っぱくして言い続けます。

英単語は大事です!!!理由は上にも書いていますが、英語は受験の基本です。理系だろうと、私大だろうと、基本的には英語は必須の科目であることが多いです。東大の理Ⅲ(日本で一番頭がいい)も英語は要ります。

例外を挙げろと言われたら、私立で1科目受験できる文系学科とか、私立で理数系でずば抜けたやつが欲しい理系学科とかだけなんじゃないですかね〜〜

そして英語の基本が英単語です(間違いない)。ある研究によると、一文中に知らない単語が複数入っているだけで読むスピードがかなり遅くなった、という事実もあります。リーディング、リスニングと言った技能に単語力って結構影響してるんですよね。

 

ということで、受験の基礎は英語。英語の基礎は英単語。つまり・・・

「受験の基礎は英単語」です。英語が得意とまではいかなくとも、苦手科目にしては絶対にいけません。

 

それではその受験の基礎力を高める参考書を紹介します。京大生の僕が実際に使いましたので信頼してください。

 

キクタンシリーズ

 

 メリット

 見た目もポップでお洒落なこの参考書。特徴としては”耳で聴きながら楽しく覚えられる”というところです。単語を勉強しなければいけないのは分かっている。でも単調な暗記の繰り返しには耐えられない、というのが本音だと思います。僕もそうでした。でもキクタンなら、リズムに合わせて流れてくる例文で、聞き流してるだけでも「あれ?頭に入ってる!」という実感が湧いてきます。単語を覚えることもそこまで辛い訳でもなく、更にリスニングの練習にもなってしまう。まさに一石二鳥です。

 デメリット

 一日14単語、一週間で98単語をクリアしていこうというスタンスですが、僕は量は多いかな、と感じました。CDの音楽を聴いて勉強すると、一回にかなりの時間が必要ですから、14単語でもかなり重かったかなっと思います。

 まとめ

 ”聴いておぼえる”が最大のメリット!単語のレベル別のシリーズだから初心者から上級者まで幅広く対応!量の多さは自分の裁量で分割してカバーしよう。

 

           

②英単語センター1800

 

 メリット

 タイトルにもある通り、「センター特化型の」参考書になります。今年からセンター試験が廃止されると言われていますが、その単語レベルはそこまで変わらないとの見方が多いので、これでも十分に対応できると思います。スタイリッシュにまとめられたデザインなので、カッコよく勉強している感じが出ます。更にセンター特化型というだけあって、かなり重要な単語に絞って勉強できるため効率がいいです。僕も最速で終わらせられたのはこの単語帳です。一年生とか、単語の基礎の基礎を学びたい、という生徒にはかなりおすすめです。

 デメリット

 センターレベルの単語に絞っている点はメリットでもありますが、二次試験レベルの単語には対応できないというデメリットでもあります。これ一冊で受験単語をカバーするなんて到底不可能でしょう。あくまでも入門書、という感覚で捉えてください。

 まとめ

 センター(共通テスト)までしか英語を使わないような理系受験生や一年生の学習におすすめ!他の上級レベルの参考書と併用して効率的な勉強を目指そう!

              

③速読英単語

 メリット

 ”速読”を意識した参考書になります。キクタンが耳なら、こちらは目、と言ったところです。仕様としては一回の文章(50〜200語程度)の中に暗記の単語が混じっていて、それを文章を読む中で覚えよう、というものです。現在の英語の試験ではリーディングが大半を占めています(今後の改革でリスニングも重要になる可能性もあります)。だからこそリーディングをしながら単語の勉強ができるのはある意味賢いやり方です。更に文章中の単語は次のページでその類義語、対義語や熟語などと一緒に紹介されているので、一気に大量の英単語を覚えることも可能です(場所で暗記したら、単語の意味も推測しやすいです)。単語レベルも簡単から難関までバランスが良く、自分に見合った用途で使用できるのも強みです。

 デメリット

 全体としてバランスが良いですが、強いていうなら基本的に複数の単語を文章の中で覚えるものなので、一つの単語を覚える効率はわるいかなと思います。類義語や対義語は用例がなく単独で載っている場合も多く、「効率よく暗記する」という単語帳の本質からずれている感が否めません。

 まとめ

 リーディングしながらの暗記で二重のトレーニング!語彙も豊富だけど暗記という本来の目的を忘れないように注意しよう。

         

                

 

 

④上級速読英単語

 メリット

 これは③の上級バージョンですね。個人的に表紙デザインが参考書のスタイルなんだけどもどこかおしゃれな感じが好きです。基本的な仕様は速読英単語と変わりありません。追加要素としては、”速読におけるこつ”や”知らない単語をどのように推測するかのテクニック”、”意外な意味のある簡単な英単語”とかですね。そしてなんと言っても最大の長所はその単語レベルです。はっきり言います。この単語帳は上級者向けです。間違いないです。一般的な大学ではまず必要のない(知らなくても合否に影響がない)ものばかりです。僕は現役時に東京大学を志望していて、全然読むスピードが追いつかない、そしてその原因が単語にあると考えて手を出したレベルです。今回紹介する中ではそのレベルはトップレベルだと思います。

 デメリット

 やはりその難易度でしょう。受験生でも知らないような単語が多く、終わらせる(暗記する)にはかなりの時間が必要になります。東大、京大、一橋などを目指す受験生は英語を伸ばすために考えてもいいかもしれませんね。

 まとめ

 超ハイレベルな単語がずらり!基本的な参考書を一通り完了してから購入を検討しよう。

               

 

システム英単語

 メリット

 かなり受験界では有名ですよね。僕の高校でも優秀な生徒は一年生の時から使っていたイメージがあります。それだけ中身も充実しているということなんです。最大のメリットは”一冊で完成できる”ところですね。簡単な単語から難関大で重要になってくる単語まで、幅広レベルをカバーしています。さらに”ミニマルフレーズ”を売りにしていまして、その単語の用例を”最小限の”文章や熟語に絞っているので、かなり覚えやすいのではないでしょうか。駿台文庫というてんも安心できる材料です。上級速読英単語とは違い、本当に全般的な受験で必要な単語をコンパクトにまとめているので、自分の単語レベルがわからない人でも、一年生でもとりあえず選んでおけば問題ないかな、と思います。

 デメリット 

 ほとんどないと言っても良いと思います。ただ、単語を羅列して、最小限の用例だけを上げているので、暗記要素が強くなっているのも事実です。付録みたいなコーナーもないですし。楽しみながら勉強、というのは難しいかもしれません。

  まとめ

 みんなが使ってる万能タイプの教科書!迷ったらとりあえずこれがオススメ!

                

 

⑥鉄壁

 メリット

 鉄壁の正式名称は、「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」ということからも分かるように、”東大受験レベルの”参考書となりますので、単語レベルは上級速読英単語に匹敵します。さらに単語数が2500程度に上り、一周するだけで大変、という感じです。いや〜東大生はすごい・・・しかし、難しい単語がズラーっと並んでいる、というわけではありません。鉄壁の強みは”覚えやすや”です。単語の語源を説明してくれたり、イラストでイメージをつけていてくれたり、章末にミニテストを設けてくれたりと、結構親切です。これらを使うとスーッと頭に入っていきます。そして東大受験用のイメージが強いですが、実は受験全般でも役立つ基本的で重要な単語も収録されていますので、東大志望でなくとも、「英語で差をつけたい!」とか、「理数系が弱いから英語でカバーしたい!」という方にもおすすめです。

 デメリット

 鉄壁はずばり”負担が大きい”です。単語数がトップクラスですし、なんせ難しいのも入っていますから。僕は高二の12月あたりに始めましたが、完成したのは3、4月もしくは5月くらいにもなっていた気がします。忍耐力が重要になる単語帳かもしれません。

 まとめ

 全体として覚えやすさに配慮した単語帳!しかもレベルが高い!試験まで時間があるうちに単語力をじっくり鍛えるならおすすめ!(ちなみにこれを持っていると周りにイキれます)

               

 

リンガメタリカ

 メリット 

 これは”分野別英単語”を取り扱っているのもでして、社会学、医学、哲学、物理学・・・と、受験の長文で取り扱われるような分野の基礎知識を学びながら専門的な英単語を学ぶ、というものです。なので英単語と言うよりも”長文の教養”として捉えてください。確かに基礎知識は大切なんです。背景知識を持っているだけで英文の内容がスーッと入ってくる、なんてことはよくありますから。逆に長文のテーマについての知識がなければ、英語ってかなり不利です。知識がある人と大きな得点差になり、それで不合格、なんてことも簡単に起こります。かなり詳しくいろいろな分野を解説してくれているので、もはや現代文にも応用できそうな感じもします。

 デメリット

 正直、単語帳としては使えないです。いや、ディスっている訳ではないのですが、単語レベルがちょっと常識を超えています。例を挙げると、 優生学 胚 安楽死 など・・・確かに絶体にでない、とは言いませんが、この学問的なレベルにくると注釈がつくことがよくありますし、東大、京大レベルでも稀です。覚えやすい、と言う訳でもないかな、と思います。ただ、実際の入試の文章から抜粋したもので勉強するので、入試英文の雰囲気は分かると思います。

 まとめ

 単語帳というよりなんか教養本!!単語力に余裕が出てきたら挑戦してもいいかも。文系が理系分野の、理系が文系分野の知識を部分的に補充するという使い方もありです。

                

早慶上智の英単語

 メリット 

 僕が京大受験のために単語力強化のために買った一冊です。その名の通り、基本的には早慶上智の対策書です。早慶上智とかマーチ対策にはめっぽう強いです。また、最難関私立って難単語ばっかりかな、と思ったのですが、思ったより難しくなかったです。(鉄壁や上級速読英単語と変わらないです)むしろ英熟語とかコロケーションの説明が詳しかったな、という印象です。さらに画期的だな、と思ったのは、形容詞や副詞を、”プラスイメージ”と”マイナスイメージ”で分けてくれていたところです。長文を読んでいるときにいちいち和訳なんかしなくても、それがいい意味なのか、悪い意味なのか分かるだけでいい、って場合は多いですから。

 デメリット

 早慶上智以外の大学では使わない知識が多いです。そもそもとがった問題の早慶に合わせていうのだから、他の大学にはあまり合いません。京大は単語レベルが早慶寄りなので良かったですけど、東京大学には必要ないです。速読を磨きましょう。 

 まとめ

 早慶上智に特化したとがった性能を持っている!ここが第一志望の人なら要チェック!!

 一冊で仕上がるポテンシャルもあります。