京大生の私が実践した通学中の勉強【電車・バス】〜520時間は無駄にするな〜
こんにちは、Soraです。
皆さんは通学途中に勉強、してますか???
行きのバスや電車ではしっかり勉強しなきゃ!と意気込むも、帰りのバスや電車では疲れて眠る・・・なんて経験は皆さんが経験したことがあると思います。
あの絶妙な揺れが心地いいんですよね・・・僕も帰りはすぐに別世界に行っていました。笑
通学途中や帰宅途中の隙間時間を勉強に当てるべき!と考える受験生は多いと思いますが、人間やはり寝たりスマホゲームがしたい時間ですよね・・・
そこで今回は僕が実際に電車の中で実践していた勉強を紹介します!
・通学、帰宅に電車やバスを使っている人(自転車は安全が第一ですよ!)
1.電車やバスの中で有効な勉強法、科目は??
ではまずは電車やバスの中での勉強の特徴について話していきます。
2. 僕が通学勉強で決めていたこと
3.実際に僕がした勉強
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まとめ
以上が私の実践していた通学の勉強です。
[文系]文系は苦手な数学は勉強しないといけないの?数学との向き合い方・克服法
数学って高校生の苦手な科目の一つですよね。でも数学って個人差がありませんか??
文系と言うと数学弱いイメージがあったり、理系では数学がめっぽう強い人もたまにいたり。
(quoted from 学研教育総合研究所)
上のグラフからも分かる通り、数学って嫌いNo. 1でもあり、好きNo. 1でもある不思議な教科ですよね〜〜〜本当にミステリアスです。
僕が文系と言うこともあり、今回は”文系の数学”をテーマに、文系学生は数学をどのように捉えればいいのか??を解説していきます。ちなみに僕は文系だけど数学は好きです。経済学部で数学も勉強しているくらいです。
①文系学生が数学が苦手な理由とは
理系でも数学が苦手と言う人は一定数いますが、文系ではその割合は跳ね上がります。僕の学校でも文系だと数学を諦めている人が結構いました。中にはテストで4点をとってしまう人も・・・なぜ文系は数学に苦手意識を持っているのでしょうか?
⑴そもそも論理、公式の理解ができない
数学は緻密な論理で構成されています(もう頭が痛い方もいますかね・・)。一つの定義から公式が生まれ、公式からまた新たな定義が・・・と芋ずる式に定理を導きます。ここの理解には”論理的思考力”がどうしても必要ですよね。数学が嫌、と言う人は根底の論理が理解できていないんですね。なんでそうなるの?って怒り出す人も見たことがあります。笑
⑵勉強が成績に反映されにくい
文系科目である英語、社会とかって勉強量に比例して伸びますよね。英単語や文法を覚えれば文章が読めます。日本史の単語を暗記すれば、定期テストで九割なんて楽に取れるようになりますよね。国語は・・・まあ微妙ですが、古文や漢文なんかは英語や社会とおんなじような感覚で伸ばせますよね。
ところが数学って、公式を覚えただけで点数が伸びるわけではありませんよね。見たことのない問題を見て、どんな感じで解くかをイメージして、公式を利用して、ミスをしないように注意して計算して・・・って感じでようやく答えが出ます。これだけのプロセスを辿る必要があるので、単なる暗記でできるものではないです。社会の真逆のようなイメージがあります。
頑張ったのに結果が出ない。どうやったらそんな解法が思いつくのか分からない。もはや才能なんじゃ??とか思うようになっちゃいます。苦手な人がせっかく頑張ったのに赤点なんて取ってたら、また苦手になってしまいます。負の連鎖です。
⑶周りに苦手な人が多い
周囲の環境って大事だと思うんです。文系クラスに分けられると、結構数学苦手な人が多いですから、自分が苦手意識を持っていて克服しないといけないのに「あ、このクラスでは数学の点そこまで低い部類じゃないし、できなくても当たり前か」と思ってしまうケースが多いです。一年生の頃はちゃんとしていたのに・・・なんて子も見てきました。
②文系学生の数学との向き合い方
苦手な数学への向き合い方として、大きく二つに分けることができます。
A 数学から逃げてしまう
B 数学の苦手意識を払拭する。足を引っ張らないレベルには持っていく
まるで真逆の道ですね。どちらを取るにしてもありかな、と思っています。ただ一度決めたらその道を進んでいくことが重要です。ぶれている暇はありません。
A 数学から逃げてしまう
”逃げる”と言う表現は聞こえが悪いですが、立派な戦術だと僕は思っています。
具体的には”志望校を私立に絞る”と言うことですね。ご存知の通り、私立文系の場合は数学が必須になることはほとんどありません。必須な大学があったら教えて欲しいくらいです。
数学から逃げる(私大に絞る)メリットは大きく二つだと思っています。
1 苦手科目とおさらばできる
2 得意科目に絞って勉強できるからモチベーションが維持できる
人間、生きる時間は限られているから苦手なことに付き合っている暇はありません。逃げるは恥だが役に立ちます。数学をやめてしまえば一気に悩み解決です!更に数学に苦しむ時間を英語や社会にかけていけば、、、早稲田、慶應といった超難関私立大学には言うことも可能です!
ぶっちゃけ早慶ってむずいって言われていますけど、早い時期から3科目に絞って必死にやればなんとかなるのでは?と思っています。僕自身は早稲田をセンター利用で突破したので説得力はないですが・・・
話はズレますが早慶なんかに入りさえすれば就職は有利と言われていますし、下手したら旧帝大をも超えるポテンシャルを持っているので割とおすすめですよ笑
Bについては具体的な克服方法を次に記入していきます。
③具体的な数学の克服のコツ
ではBを選んだ方、数学に立ち向かうことを決意した方向けに、僕なりの数学の勉強法を書いていきます。僕自身は東大実践模試(東大入試に近い難易度の模試)で数学77/80をとったことがあります(全国10番くらいでした)。
数学の克服って勿論演習量とか、参考書とかで解決できるものですが、僕は”勉強の順番”が大切だと思っています。先ほど話した通り、数学は連鎖的に論理が展開されているのでこちらも根底の部分から順に理論を学んでいかなければなりませんよね。具体的には、
”定義・公式の理解(公式の導き方も)→定義から派生している定理や公式を更に理解する→簡単な演習問題で問題になれる→入試レベルの問題に挑戦してみる”
こんな感じです。具体的な参考書なんかも別のサイトで紹介していこうと考えています。今回はとりあえず説明だけにしておきます。
⑴定義、公式の確認
これが最重要です。出発点である基礎を疎かにしたまま進んでもどこかで必ずつまずきます。最初のうちは問題を解いている感覚もなく、もどかしい思いをすることになるかもしれませんが、数学を克服するにはこれしかありません。
⑵派生した定理や公式を理解する
え、⑴と同じなのでは?と思った方もいるかもしれませんがちょっと違います。ただ定義を覚えるのではなく、前にならった定義から新たな公式、定理を導くと言うプロセスが入っています。三角関数の二倍角の公式は三角関数の加法定理から来ているのですが、これは加法定理を理解した上で式変形をして導いていますね。なので必ず公式を導けるようにしておきましょう。単なる暗記ではダメです。応用問題は本質の理解がないと解けません。
⑶簡単な演習問題で練習
ここで注意してほしいことは”簡単な”問題を解くと言うことです。そもそも数学が苦手な人は”まず理解できないし、頑張っても点数が取れない”から苦手なんでしたよね。公式を理解したからっと言ってすぐに難しい問題にトライして解けなかったら・・・一層苦手になる可能性があります。ここは自信をつける意味も込めて、公式に確認や使い方を学ぶ程度の”軽めの”演習でいいと思っています。
⑷実践問題を解いてみる
簡単な問題で公式や定理の使い方がイメージできたらいよいよ実践です。大学入試の過去問や参考書を利用して挑戦してみましょう。この時意識してほしいのは”解けなくてもいい。むしろ解けなくて当たり前と思う”ことです。いきなり解けたらもともと数学で苦労することはありません。最終的に達するレベルを把握できればいいかな、と思っています。時間をかけすぎないで、答えをみてしまうのもありだと思っています。つまずいたらまた公式の確認からやればいいだけ。落ち込まずにトライ&エラーです!
④人生で数学は必要!!
ではAの選択肢を取って、無事私立に合格したからといって、もう数学はしなくてもいいのでしょうか??答えはノーです。人生では数学が必要になります。大学のレベルで言うと、小学部、経済学部なんかは数学が必須になっていることが多いですし、大人になると(数学というよりは算数ですが)資金管理、税金の納入、資産運用など計算が必要になってくる場面があります。ある程度の論理的思考力はつけておくべきでしょう。それが身に付く一番いい方法が数学なのかな、と言う気もしています。
志望校を変更する基準って??第一志望を下げれば余裕で合格!?その考えちょっと待った!
受験生にとって志望校選びはとても大切です。受験の成否のみならず、人生をも大きく左右しますからね。それなのに・・・
「東大むずそうだから京大でいっか〜〜」とか、
「数学無理だし私立に変えれば余裕でしょ!」とか、こんな考えを持っている受験生、多いのではないでしょうか。保護者の方も、子供さんがこのように安易に志望校を変えようとしている姿を見たことがあるのでは??
・・・人間は楽な方に流れようとします。そうして考え方まで安易になってしまうのは本当に危険なんです。今回は志望校を変更することを迷っている受験生に、”どういった観点で変更を考えるべきか”についてお話ししていこうと思います。
- 志望を下げる=逃げでは決してない!
- 危険なのは”志望を下げて意識も下がること”!!
- 志望校変更を考える上での要素
- ①受験難易度(★★★★★)
- ②変更の時期(★★★★☆)
- ③受験科目(★★★★☆)
- ④下げて満足できるか(★★☆☆☆)
志望を下げる=逃げでは決してない!
進学校の生徒ってやっぱりレベルの高い大学に行きたい。でも学力とか、センター試験(今年から廃止となっていますが)の点数が足りないから、仕方なく志望を下げるケースってよくありますよね。僕の高校でもそういう人はかなり多かったです(受験って厳しい・・・)。更に僕は文系の特設クラスに入っていたのですが、みんな優秀で、早いうちから”東大講座”とか”京大講座”とかを受けているから、クラスメートの志望校なんてすぐに分かる。そうなると、「あ、あいつ志望下げたな」ってすぐに分かるんですよね。こうして、周囲に志望を下げたことがバレることに引目を感じている生徒って多いみたいです。でも、僕は絶対に引目を感じっるべきではないと思うんです。だって、”入った大学の優劣がそのまま人生の優劣になるわけではない”から。どんな大学でも、自分から行動すればいい結果が伴います。そのチャンスの数が多いか少ないかだけです。志望を下げることなんて結構みんなしています。その時期が違うだけです。自信を失うようなことにだけは絶対にしないでください。・・・そもそも志望を変えなくても落ちたら元も子もないですから。(僕は結局東大落ちましたし笑)
危険なのは”志望を下げて意識も下がること”!!
しかし、志望下げについて絶対にしてはいけないことがあります。むしろこれだけ覚えてくれればいいです。それは”意識も下げる”ことです。基本的に志望変更は高一、高二の段階を除けばレベルの低い大学を受けることを意味します。高三の時に結果がでないとなれば仕方ありません。確かに志望を下げれば合格率は上がりますよね。周りのレベルが下がりますから。でも、確実に合格できるわけではありません。早慶逆転合格とか、秀才が東大、京大に落ちるなんてエピソードは数えきれません。努力を怠れば必ず能力は落ちていきます。貯金が減っていきます。そして合格する、という執念がなければ運が味方してくれません。志望を下げたのに落ちる、なんて最悪のシナリオは絶対に避けましょう。
志望校変更を考える上での要素
それでは具体的に何を基準に変更を検討するべきかを紹介していきます(★の数は優先度です)。
①受験難易度(★★★★★)
これは一番重要ですね。ただ受験するだけでは意味がありません。受かってなんぼですから。今現段階での第一志望とはどのくらい自分の学力的な差があるのか、そして自分の(これからの成長も含めた)実力で合格しても何もおかしくない大学はどこなのかをしっかり見極めること。むしろこれ以外は考えなくても良いくらい大切です。そのために使えるコンテンツを紹介します。
⑴模試の判定
これが一番信頼できます。特に難関大学であれば河合塾や駿台の主催する冠模試(東大実践模試とか)を毎回受けて、自分とライバルの点差や、合格ラインのどの辺まできているのかを可視化することが手っ取り早いです。よく「模試の判定は当てにならない」と言われますが、上記の問題は塾のベテラン講師陣が研究を重ねて作っているもので、採点基準もしっかりしているので信用してもいいのでは?と思っています(そんなこと言ったら全てが信用できませんしね)。ただし進研模試など、実際に自分のライバルでない人たちも参加してくる模試での判定は・・・正直当てになりません。僕は進研模試で総合偏差値92.3とか出ましたから。もちろんそんな実力ありません。
⑵本番の試験データ
これは大手予備校とか進学校が保持している、”去年の先輩は何点とって合格したのか?”が分かる資料です。河合塾とか駿台はかなり膨大な情報があります。受かった生徒はこの時期の模試で偏差値がこのくらいで・・・とか、本番で数学を平均してこのくらいとってくる、とか結構詳しいです。僕はこの情報は結構大事だな、と思っています。現役の時に、東大の国語が冠模試で半分も取れていないことで落ち込んでいたのですが、予備校の情報を見ると、”模試で半分取れている生徒は、本番で8点程度上がっている。更に合格者平均点も半分程度のこともある”ことが分かりました。もっと早く知っていればそこまで落ち込まずに、国語を無理にあげようとはしなかっただろうに・・・と後悔しています。そうした情報があるかないかで受験戦略も変わってきますし、志望校を必要以上に下げなくても良かったのに下げてしまった、なんてことも起きてしまいます。
⑶同じ志望の友達
できるだけ身近で、何を勉強しているのかとかどのくらいの実力を持っているのか分かる人がいいと思います。いくら情報があっても目に見えない人の情報だけでは不安になるのが人間です。ライバルがどのくらい自分と差があるかは数字だけでは見えてきません。ですが知り合いのライバルなら何をどのくらいできるかよく分かるし、何回も点数を比較できるのでより正確に分かります。使えるものはなんでも活用しましょう。
②変更の時期(★★★★☆)
「いつ変えるか」も重要な要素ですね。結論を言えば、”早い方が変更しやすい”ってことですね。突然なんですが、受験生が一番多く志望校を変える時期ってどこだと思いますか??
・・・考えるまでもなくセンター試験後ですよね。センターの点が足りないから国立を諦めて私立に行く。センター失敗したから医学部を諦める。日常茶飯事です。ですが現実的な話をすると、この時期に変更するのともっと前から変更するのとでは差があります。残り1ヶ月のところで質も量も違う問題に対応しなければならないプレッシャーは想像以上だと思います。これは科目の多い難関大になるほど顕著です。僕の同級生で東大からセンター後に一橋に変更したものの不合格だった子もいます。遅くなればなるほど、志望を変えずに挑戦した方が勝率が高い、なんてことも考えられます。
ただあまりに早い時期に諦めてしまうのもおかしな話です。自分の成績の将来的な伸びやモチベーションと相談してみて、変更することが賢明と判断できたなら早く決断することも大事です。
しかし理想を言えばそうした状況に備えて第一志望の勉強の傍らでレベルを下げた大学の問題にもなれておくといった作戦がベストですね。
③受験科目(★★★★☆)
志望校を変更する際にレベルを下げたから余裕が生まれるわけでは決してありません。受験に必要な科目がどう変わるのか、しっかりと把握しておくことがとても大切です。具体的に見ていきます。
⑴国立から私立に変更
よくあるパターンですよね。文系だと私立は国語、社会、英語、小論文のうち2、3科目を課されることが多いですよね。数学が社会と選択できる場合もありますが。理系では英語、数学、理科のうちから課されると思ってもらえれば大丈夫です。国立志望だと5教科することがほとんどですから、負担は5→3でかなり楽です。何を勉強しなくて済むのか、逆に何に今以上注がなければいけないのか把握していきます。
⑵国立から国立に変更
基本的にはセンター試験(共通テスト)を受けなければいけないので、勉強する科目は変わりません。しかし二次試験で科される科目は変わってきます。特に東大や京大志望の方は注意です。例えば僕は東大から京大に変えた時、二次試験の社会科目が減りました(世界史がなくなった)。京大から阪大に変える場合は社会自体が必須でなくなります(数学と選択できる)。理系だと東大から京大に変えても負担は変わりません。ただ理科が2科目から1科目になるケースはよくあります。
⑶私立から私立に変更
受験科目は基本的に変わりません。さらに言えば私立は国立と違って乱れ打ちも可能なので、第一志望を下げる必要がないかも知れません。
⑷その他
大阪大学経済学部では、センター試験で倫理政経を必須としています。もし僕みたいに京大受験のために日本史・世界史を勉強してきた人が阪大の経済学部に下げようとすると、新たに倫理政経をしなければなりませんね。このように募集要項によっては自分の科目が使えない、というかなり嫌がらせ的なことも起こりえます。
④下げて満足できるか(★★☆☆☆)
精神論になってしまうのですが・・・志望を下げることはある意味妥協になってしまいます。仮に合格した後に、「やっぱり挑戦しておけば良かったかも・・」「なんか自分のレベルに合わない気がする」なんて思っている自分が想像できたら変更は考え直してください。僕自身、妥協する形で早稲田に入った後に「まだやれたんじゃないか、逃げたんじゃないか」と思ってしまいました。志望を下げたのではなく滑り止めに進学したので事情が違いますが。こうなると不幸だと思っています。大切な選択ですから、皆さんには僕のような思いをして欲しくないんです。周りの目とか気にしないで、データだけに頼らないで、自分の気持ちも大切にしてあげてください。
まとめ
以上のような観点から、自分にあった大学をしっかり見つけて、下げる必要を感じたら下げるのも重要な戦略だと思います。繰り返しますが下げるのは逃げでも恥でもありません。むしろ人生における積極的な判断です。下げたら下げたで後悔せずに、ベストと尽くしてください。
【英単語】おすすめの英単語 参考書8選! 京大生が詳しく解説!!
今回は英単語の参考書の比較をしました。受験の中でも大切な科目ですから、単語帳選びは重要ですよね。自分にあった参考書を見つけて、効率よく暗記してしまいましょう!!
英単語を学ぶことの重要性とは!?
冒頭から英単語は大事だと言っていますが、僕はこれ以降も口を酸っぱくして言い続けます。
英単語は大事です!!!理由は上にも書いていますが、英語は受験の基本です。理系だろうと、私大だろうと、基本的には英語は必須の科目であることが多いです。東大の理Ⅲ(日本で一番頭がいい)も英語は要ります。
例外を挙げろと言われたら、私立で1科目受験できる文系学科とか、私立で理数系でずば抜けたやつが欲しい理系学科とかだけなんじゃないですかね〜〜
そして英語の基本が英単語です(間違いない)。ある研究によると、一文中に知らない単語が複数入っているだけで読むスピードがかなり遅くなった、という事実もあります。リーディング、リスニングと言った技能に単語力って結構影響してるんですよね。
ということで、受験の基礎は英語。英語の基礎は英単語。つまり・・・
「受験の基礎は英単語」です。英語が得意とまではいかなくとも、苦手科目にしては絶対にいけません。
それではその受験の基礎力を高める参考書を紹介します。京大生の僕が実際に使いましたので信頼してください。
①キクタンシリーズ
メリット
見た目もポップでお洒落なこの参考書。特徴としては”耳で聴きながら楽しく覚えられる”というところです。単語を勉強しなければいけないのは分かっている。でも単調な暗記の繰り返しには耐えられない、というのが本音だと思います。僕もそうでした。でもキクタンなら、リズムに合わせて流れてくる例文で、聞き流してるだけでも「あれ?頭に入ってる!」という実感が湧いてきます。単語を覚えることもそこまで辛い訳でもなく、更にリスニングの練習にもなってしまう。まさに一石二鳥です。
デメリット
一日14単語、一週間で98単語をクリアしていこうというスタンスですが、僕は量は多いかな、と感じました。CDの音楽を聴いて勉強すると、一回にかなりの時間が必要ですから、14単語でもかなり重かったかなっと思います。
まとめ
”聴いておぼえる”が最大のメリット!単語のレベル別のシリーズだから初心者から上級者まで幅広く対応!量の多さは自分の裁量で分割してカバーしよう。
②英単語センター1800
メリット
タイトルにもある通り、「センター特化型の」参考書になります。今年からセンター試験が廃止されると言われていますが、その単語レベルはそこまで変わらないとの見方が多いので、これでも十分に対応できると思います。スタイリッシュにまとめられたデザインなので、カッコよく勉強している感じが出ます。更にセンター特化型というだけあって、かなり重要な単語に絞って勉強できるため効率がいいです。僕も最速で終わらせられたのはこの単語帳です。一年生とか、単語の基礎の基礎を学びたい、という生徒にはかなりおすすめです。
デメリット
センターレベルの単語に絞っている点はメリットでもありますが、二次試験レベルの単語には対応できないというデメリットでもあります。これ一冊で受験単語をカバーするなんて到底不可能でしょう。あくまでも入門書、という感覚で捉えてください。
まとめ
センター(共通テスト)までしか英語を使わないような理系受験生や一年生の学習におすすめ!他の上級レベルの参考書と併用して効率的な勉強を目指そう!
③速読英単語
メリット
”速読”を意識した参考書になります。キクタンが耳なら、こちらは目、と言ったところです。仕様としては一回の文章(50〜200語程度)の中に暗記の単語が混じっていて、それを文章を読む中で覚えよう、というものです。現在の英語の試験ではリーディングが大半を占めています(今後の改革でリスニングも重要になる可能性もあります)。だからこそリーディングをしながら単語の勉強ができるのはある意味賢いやり方です。更に文章中の単語は次のページでその類義語、対義語や熟語などと一緒に紹介されているので、一気に大量の英単語を覚えることも可能です(場所で暗記したら、単語の意味も推測しやすいです)。単語レベルも簡単から難関までバランスが良く、自分に見合った用途で使用できるのも強みです。
デメリット
全体としてバランスが良いですが、強いていうなら基本的に複数の単語を文章の中で覚えるものなので、一つの単語を覚える効率はわるいかなと思います。類義語や対義語は用例がなく単独で載っている場合も多く、「効率よく暗記する」という単語帳の本質からずれている感が否めません。
まとめ
リーディングしながらの暗記で二重のトレーニング!語彙も豊富だけど暗記という本来の目的を忘れないように注意しよう。
④上級速読英単語
メリット
これは③の上級バージョンですね。個人的に表紙デザインが参考書のスタイルなんだけどもどこかおしゃれな感じが好きです。基本的な仕様は速読英単語と変わりありません。追加要素としては、”速読におけるこつ”や”知らない単語をどのように推測するかのテクニック”、”意外な意味のある簡単な英単語”とかですね。そしてなんと言っても最大の長所はその単語レベルです。はっきり言います。この単語帳は上級者向けです。間違いないです。一般的な大学ではまず必要のない(知らなくても合否に影響がない)ものばかりです。僕は現役時に東京大学を志望していて、全然読むスピードが追いつかない、そしてその原因が単語にあると考えて手を出したレベルです。今回紹介する中ではそのレベルはトップレベルだと思います。
デメリット
やはりその難易度でしょう。受験生でも知らないような単語が多く、終わらせる(暗記する)にはかなりの時間が必要になります。東大、京大、一橋などを目指す受験生は英語を伸ばすために考えてもいいかもしれませんね。
まとめ
超ハイレベルな単語がずらり!基本的な参考書を一通り完了してから購入を検討しよう。
⑤システム英単語
メリット
かなり受験界では有名ですよね。僕の高校でも優秀な生徒は一年生の時から使っていたイメージがあります。それだけ中身も充実しているということなんです。最大のメリットは”一冊で完成できる”ところですね。簡単な単語から難関大で重要になってくる単語まで、幅広レベルをカバーしています。さらに”ミニマルフレーズ”を売りにしていまして、その単語の用例を”最小限の”文章や熟語に絞っているので、かなり覚えやすいのではないでしょうか。駿台文庫というてんも安心できる材料です。上級速読英単語とは違い、本当に全般的な受験で必要な単語をコンパクトにまとめているので、自分の単語レベルがわからない人でも、一年生でもとりあえず選んでおけば問題ないかな、と思います。
デメリット
ほとんどないと言っても良いと思います。ただ、単語を羅列して、最小限の用例だけを上げているので、暗記要素が強くなっているのも事実です。付録みたいなコーナーもないですし。楽しみながら勉強、というのは難しいかもしれません。
まとめ
みんなが使ってる万能タイプの教科書!迷ったらとりあえずこれがオススメ!
⑥鉄壁
メリット
鉄壁の正式名称は、「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」ということからも分かるように、”東大受験レベルの”参考書となりますので、単語レベルは上級速読英単語に匹敵します。さらに単語数が2500程度に上り、一周するだけで大変、という感じです。いや〜東大生はすごい・・・しかし、難しい単語がズラーっと並んでいる、というわけではありません。鉄壁の強みは”覚えやすや”です。単語の語源を説明してくれたり、イラストでイメージをつけていてくれたり、章末にミニテストを設けてくれたりと、結構親切です。これらを使うとスーッと頭に入っていきます。そして東大受験用のイメージが強いですが、実は受験全般でも役立つ基本的で重要な単語も収録されていますので、東大志望でなくとも、「英語で差をつけたい!」とか、「理数系が弱いから英語でカバーしたい!」という方にもおすすめです。
デメリット
鉄壁はずばり”負担が大きい”です。単語数がトップクラスですし、なんせ難しいのも入っていますから。僕は高二の12月あたりに始めましたが、完成したのは3、4月もしくは5月くらいにもなっていた気がします。忍耐力が重要になる単語帳かもしれません。
まとめ
全体として覚えやすさに配慮した単語帳!しかもレベルが高い!試験まで時間があるうちに単語力をじっくり鍛えるならおすすめ!(ちなみにこれを持っていると周りにイキれます)
⑦リンガメタリカ
メリット
これは”分野別英単語”を取り扱っているのもでして、社会学、医学、哲学、物理学・・・と、受験の長文で取り扱われるような分野の基礎知識を学びながら専門的な英単語を学ぶ、というものです。なので英単語と言うよりも”長文の教養”として捉えてください。確かに基礎知識は大切なんです。背景知識を持っているだけで英文の内容がスーッと入ってくる、なんてことはよくありますから。逆に長文のテーマについての知識がなければ、英語ってかなり不利です。知識がある人と大きな得点差になり、それで不合格、なんてことも簡単に起こります。かなり詳しくいろいろな分野を解説してくれているので、もはや現代文にも応用できそうな感じもします。
デメリット
正直、単語帳としては使えないです。いや、ディスっている訳ではないのですが、単語レベルがちょっと常識を超えています。例を挙げると、 優生学 胚 安楽死 など・・・確かに絶体にでない、とは言いませんが、この学問的なレベルにくると注釈がつくことがよくありますし、東大、京大レベルでも稀です。覚えやすい、と言う訳でもないかな、と思います。ただ、実際の入試の文章から抜粋したもので勉強するので、入試英文の雰囲気は分かると思います。
まとめ
単語帳というよりなんか教養本!!単語力に余裕が出てきたら挑戦してもいいかも。文系が理系分野の、理系が文系分野の知識を部分的に補充するという使い方もありです。
⑧早慶上智の英単語
メリット
僕が京大受験のために単語力強化のために買った一冊です。その名の通り、基本的には早慶上智の対策書です。早慶上智とかマーチ対策にはめっぽう強いです。また、最難関私立って難単語ばっかりかな、と思ったのですが、思ったより難しくなかったです。(鉄壁や上級速読英単語と変わらないです)むしろ英熟語とかコロケーションの説明が詳しかったな、という印象です。さらに画期的だな、と思ったのは、形容詞や副詞を、”プラスイメージ”と”マイナスイメージ”で分けてくれていたところです。長文を読んでいるときにいちいち和訳なんかしなくても、それがいい意味なのか、悪い意味なのか分かるだけでいい、って場合は多いですから。
デメリット
早慶上智以外の大学では使わない知識が多いです。そもそもとがった問題の早慶に合わせていうのだから、他の大学にはあまり合いません。京大は単語レベルが早慶寄りなので良かったですけど、東京大学には必要ないです。速読を磨きましょう。
まとめ
早慶上智に特化したとがった性能を持っている!ここが第一志望の人なら要チェック!!
一冊で仕上がるポテンシャルもあります。